こんにちは!こんばんは!
管理人のグレンです。
待ちに待った、待望の『ようこそ実力至上主義の教室へ』第10巻が発売されました!
いやっほーい!!
本当は25日の発売日に購入してこの記事を書きたかったんですけど、如何せん地方なもので。
発売日に書店に行っても売ってない、っていうことがザラなんですよねw
発売日に本屋に行って無くて、その次の日に行って無くて、その2日後に行って無くて、30日に行ってようやく買えたというなんともイライラする5日間でしたw
私の身の上話はこれくらいにして、本題に移っていきましょう!
平田洋介の独白
恒例の「独白シリーズ」
今回独白してくれたのは、現Cクラスの男子リーダー格にして爽やかイケメンの平田洋介でした。
前々から過去に何かあったようなシーンが描かれていた彼でしたが、そんな雰囲気を漂わせたのが第3巻、当時まだDクラスだったときの無人島試験でしたね。
Dクラスのテント場で火事が起こった時、『僕はーなんのために、今までなんのために…』というつぶやき。
異常にクラスメイトを大切にする平田に、正直ちょっと気持ち悪さを感じていました。
でもイケメンにはこういう気持ち悪さがないと!
私のような非モテキャラにとっては敵ですからね。
そして「独白」に話を戻すと、『僕にとって、大切なのはクラスなんだ。』と言っています。
また、過去に友達がいじめに遭っていて、自殺未遂をしたことからこのような考えをするようになったと言っています。
要するにこういうことでしょう。
でも、その友達を守るためには「友達を守る」じゃだめだ。
「クラス」という大きな枠組みを守ることで、個々人を守ることができる。
だから、最も最優先すべきなのは「クラスを守ること」なんだ。
そして、「独白シリーズ」では初めて挿し絵が入っていました。
平田の「無」を表したかのようなイラストになっています。
こういう平田の顔は新鮮、かつ貴重ですね。
嵐の前の静けさ
学年末テストが終わり、その結果が発表され喜びに上がるCクラス。
毎回最下位だった須藤が、なんと下から数えて6番目という快挙を成し遂げました!
実はわたくし、須藤のことは密かに応援しておりまして、物語的にも恋愛的にもサブキャラを演じ続けなければいならない須藤がすごく健気なんですよね。
最後には堀北とのグッドエンドが来ることを期待してはいますが、はてさてどうなることやら。
綾小路は18位と相変わらず平均的な順位。
1位は啓誠、2位が高円寺、3位が堀北という上位陣は大しておもしろくない順位(おもしろくないとか言ったらダメですがw)
その後、南雲雅と堀北兄、それに綾小路と堀北妹が顔を合わせるシーンがあります。
その後に堀北が、兄が興味あるのは自分じゃなくて綾小路だ、という言いますが、それに対して綾小路が『それは違う』と思っていることから、妹想いないいお兄ちゃん、じゃないかなと思えますよね。
でも1巻で妹に対して暴力をふるっているので、極度のシスコンという訳ではなさそうです。
(もしかしたら、愛しすぎて暴力をふるってしまった、ということもありえますがw)
クラス内投票
学年末テストの成績発表を受け、あとは1年生最後の試験を受けるだけ。
そう思っていた矢先に担任の茶柱先生から予想だにしていなかったことを伝えられます。
学年末テストが終わっても退学者が1人も出なかったことで、急遽実施されることになった特別試験。
通称『クラス内投票』
クラス内から退学者を出すことを目的としたこの試験にどう立ち向かっていくのか、それぞれの思案が飛び交うシーンが展開されています。
退学者1人を決めるためにただ投票するだけ。
このシンプルで分かりやすすぎる内容がすごく怖いですね~
フィクションだからいいですけど、これがリアルに起こったら学級崩壊ものですよ。
「このクラスでいい人だと思う人の名前を書いて提出してください」って言う小学校の先生がいましたが、あれは何のためにやっていたんでしょうか?
通知書を書く参考にでもしているのか分かりませんが、先生はそれで生徒の優劣を判断するわけでしょ?
くっそがーーーー!
………………
はい。
まあとりあえず、他人を主観だけで考えるのは得策じゃないですね。
救う難しさ
そして待ってました、一之瀬!!
9巻を読んでから一之瀬と綾小路のキャッキャウフフな展開をどれだけ待ち望んでいたことか!
朝登校するときに後ろから美少女に声をかけられる。
こんな夢のシチュエーションをどれだけ妄想しても、現実ではありえないんですよねw
そもそも美少女がいなかったし、モテキャラでもなかったし(泣)
しかも文章から一之瀬が今までと違うのがよくわかるんですよね。
口調がやや途切れ途切れになって、如何にも恋に目覚めた乙女?みたいな?
ひょおおおおぉぉぉぉ!!!!
まあ一之瀬のヒロイン力UPは実際に読んでもらえればよくわかると思います。
そしてこの章では、2年の朝比奈、Cクラスの椎名、Aクラスの坂柳、平田、一之瀬と秘め事を話す綾小路くんが描かれていました。
ここら辺を見ると、綾小路の存在がすごくでかくなってきたなあ、と改めてすごく思えてきますね。
しかもその内4人が美少女という。
平田との会話で、平田が誰かと付き合うことに『今の僕には過ぎたこと』と発言しているのに対し、『オレなんて夢のまた夢の話だな』と発言しています。
でも信ぴょう性がないですよね。
常に周りに美少女がいるんですから!!!
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兄と妹
朝教室に着くと、クラスの雰囲気が昨日までと違うことに気づく綾小路。
どうやら「大グループ」ができたようで、誰を退学者に指名するか一致しているよう。
それがなんと、綾小路清隆というw
お前かーーい!
ってなりましたね。
確かに櫛田には退学させる宣言されてましたけど、試験内容からして綾小路を嵌めてくることはないと思ってましたからね~。
しかもその首謀者があの山内(正確には坂柳)というところは意外も意外。
存在だけで笑えるキャラが、さらに笑いとってきて面白すぎでしょw
首謀者を確認するために櫛田に電話をかけるシーンもありましたが、久々すぎて新鮮でしたね。
158ページにして要約登場ですから。
やっぱり鈴音、櫛田の中心メンバーの登場回数がかなり減ってません?
善と悪
と、思っていたら早速堀北鈴音の活躍が見られましたねw
(数十秒前の自分は何を思ってあんなことを言っていたんだろうか)
まあ、間接的ではあるけど行動を起こしたのは綾小路です。
今回
という具合で、堀北の大演説に至ったわけですが、
主観だけを述べず客観的に意見をしているところを見ると、成長したなあ~、とついつい親目線で見てしまいますねw
別にいままで客観的に見ることがなかったわけではないですけど(というか十分すぎるほど見れていましたけど)、変わったのが伝わってくるいいスピーチでした。
そして「平田洋介の独白」での平田の発言理由は、こういうことだったんですね。
結論としては、善人ぶってるやつほど壊れた時怖い。
そしてそして、退学者候補として何度も名前を連呼される綾小路w
こういう時、ダイヤモンドの心をもった綾小路は有利ですよね。
これ自分だったら絶対泣いてる。
他クラスの考え
この章ではAクラス、Bクラス、Dクラスそれぞれがこの試験に対して考え、動いているのか描いていました。
Bクラス:今だ南雲との交渉は成立していないものの、クラスのみんなには絶対に退学者を出さないと言い張る一之瀬。
Dクラス:龍園を退学にさせる風潮が強まる中、それに納得できない伊吹や石橋。そして伊吹は『ある男』の助言通り龍園が保持するプライベートポイントを回収。
堀北の活躍もあって綾小路に対する批判票を散らばせることに成功し、坂柳の策略は失敗したと考える神室や橋本ととは裏腹に、Cクラスの結果がどうなるか見えている坂柳。
カタクリの現代バージョンですねw
(坂柳の場合戦略なのでちょっと違いますが)
退学者たち
そしてついに迎えた投票日当日。
平田が最後の抵抗で自分に批判票を入れるように訴えますが、そんな願望は残念なことに今まで積み上げてきた信頼によって崩れ去れることになります。
退学者は次の通り。
Bクラス:なし
Cクラス:山内春樹
Dクラス:真鍋志保
山内に関しては話の流れからして選ばれるだろうなとは思ってましたが、まさか弥彦が退学になるとは…
葛城とセットになっててよかったんですけどね。悲しい。
そして面白いのがやっぱりこの男ですよ。各クラスの賞賛1位は次の通り。
Bクラス:一之瀬帆波 98票
Cクラス:綾小路清隆 42票
Dクラス:金田悟 27票
まさかの1位。しかも42票。
こいつもカタクリですね。
シレっと登場してる金田にも笑ってしまいましたよww
ちゃっかり存在をアピールしてるんですからw
最後に
今回、クラス内から1人退学者を決める『クラス内投票』が行われ、さまざまな心理戦が展開されていました。
でも最終的には綾小路と坂柳の策略の中だったんですね。
いくら他の生徒が抗っても意味がない。すべては彼らの考えるままに、ってね。
待望の10巻、すごくおもしろかったです!
おもしろかったんですが、
退学者が出たことは非常に悲しい!
前から何度も出てたキャラを落とすんですもん。
これが一度も登場したことがない田中太郎くん、みたいな奴ならよかったんですけどね。
しかも今回で1年生編が終わらなかったしww
ホント、あとがきは当てになんねえなぁ
では、11巻を楽しみに待つことにしますか!
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