


衣笠彰吾・トモセシュンサク/よう実/MF文庫J/『よう実2年生編』公式サイト
さあさあ、いよいよやって参りました。
『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1』
待ちに待った2年生編がついに!幕を開けます。
新たに入学してきた1年生のうち、ホワイトルームからの刺客は誰なのか!?
それに対して綾小路はどのような策を講じて対処していくのか!?
そして、綾小路を取り巻く美少女たちの戦いは如何に!?
気になることづくめの最新刊となっております。
まずは表紙から



衣笠彰吾・トモセシュンサク/よう実/MF文庫J/『よう実2年生編』公式サイト
12/25に表紙イラストが公開されて、本サイト『アニ界』でも記事にしたので、もうご存じだと思います。
これが2年生編第1回目の表紙イラストです。
この記事を書いているときは、すでに読み終わった後なので、読む前に思っていたのとだいぶ違う印象を受けますね。
もちろん、右の七瀬翼が。
お上品な顔立ちからは想像もつかないグラマラスな体……
おおっと、いけないいけない。煩悩退散!!
暗躍
月城理事長代理とホワイトルームからの刺客となる生徒の極秘ミーティング。
これから何巻かに渡ってその刺客とやらを特定していくことになると思うのですが、現状としてそれが一体誰なのか、全く分かりません。この節のほんの少しのやり取りだけでは、もちろん特定することはできません。
しかし、もしかしたら次の巻であっさり特定できるかもしれないですねw
実力とは
この節は、よう実1巻の『日本社会の仕組み』と似たような節でした。
1巻では「平等とは」というお題だったのですが、2年生編1巻では「実力とは」と来ましたよ。
私自身としては、「力を表に出して、それが評価されたとき」に実力というものが生まれてくるんだと思っています。
綾小路でも同様ですが、いくら人に自慢できる能力を持っていたとしても、そんなこと他人には知る由もないことです。
いわゆる、「力の持ち腐れ」というやつですね。
とは言っても現実で自分の能力を発揮しないようにする人なんていません。
じゃあ、現実にいる自分たちの実力は何なのか?って話ですよね。
そこはその時発揮した力、そのとき受けた評価が、その時の自分の実力です。
新たなるステージ
新しい学年になったということで、学校のシステム・設備も変わってきました。
黒板の電子化だったり、全生徒の個人情報を閲覧することができるようになったり。
後者は、さっそく特別試験に運用されてきました。
政府が支援する高度育成高等学校だから、こんなハイテクな設備を整えられるんでしょうかね?
それとも今どきの中学校・高校では黒板は電子化されてるんでしょうか。
数年前までは私も高校生でしたが、世の中は目まぐるしく変わっていくもの。
ど田舎高校も超ハイテクになっているかもしれませんw
さて、今回の特別試験の内容ですが、『1年生と2年生がそれぞれペアを組んで筆記試験をクリアする』というもの。
南雲雅や月城が関係してきますが、新システムの導入により、試験の内容も今までとは違う内容になってきましたね。
今までは体育祭や合宿は例外として、2年生のクラス同士の対決でした。
しかし、『綾小路を退学にする』という思惑があるため、1年生の介入が生じる特別試験になっています。
おそらく、今後も特別試験に1年生が関わることになるでしょうね。
次回第2巻も、1年生と2年生合同の試験になるかもしれません。
曲者揃いの1年生たち
誰をペアにするか、いよいよ特別試験が始まって参りました。
一之瀬率いるBクラスは、依然仲良しこよし作戦で試験を切り抜けるようです。
しかし、このままだとDクラスに転落してしまいます!
11.5巻でもそれを助長する会話がありましたが、もう確定ですね。
一之瀬好きの私にとってはツライ!!
そして、注目は2年生の校舎に足を運んできた1年Dクラスの宝泉和臣と七瀬翼。
もしかしたらこの2人の中にホワイトルームからの刺客が紛れ込んでいるかもしれませんから、ただ単に「七瀬かわいい~」と浮かれているわけにもいきません。
それともう言っておきますが、七瀬翼、怪しいですね。
読む前までは絶対に違うだろう、と予測していましたが、やっぱ怪しさプンプンします。
私としてはラブコメ展開を大いに期待しているので、あまり険悪な中にならないようにお願いします!
一夏の試験
須藤のパートナーを引き受けても良いと言い出したのは、1年Aクラスの天沢一夏。しかも学力A。
堀北より上とか、すごっ。
そして須藤とのパートナー契約に際して、天沢に料理を振舞うことになった綾小路。
結論を言ってしまうと、これは綾小路をハメるための罠だったわけですが、それにしても羨ましすぎる!
もちろん綾小路の料理を食べられる天沢が、じゃないですよw
女の子に料理を作ってもらうというのも夢ですが、女の子に作ってあげるというのも憧れます。
私、実は結構料理好きでして、色々と作ってるんですよ。
その中でもチャーハンと麻婆豆腐なら結構自身あります。
どうでもいいよっ!!!
あ、それと試験の方はとりあえず合格しました。
DクラスとDクラス
ここに来てようやく、おそらく全読者が期待していた軽井沢恵の登場です。
11.5巻の最後に綾小路と軽井沢恵は付き合い始めました。
しかし、私にとってはもうどうでもいいこと、になっています。
恋に恋焦がれる、とでも言いましょうか。
恋愛というのはゴールするまでの過程を楽しむものであって、ゴールしてしまった後というのは全く美しくないのですよ。
『結婚は人生の墓場』なんて言葉がありますが、そういうことなんです。
軽井沢と綾小路のやり取りはおもしろいですが、やはり熱量に欠けますね~
そして軽井沢をひっぱたいた佐藤、グッジョブ!
退学の足音
1年Dクラスのリーダー格・宝泉和臣を説得する最後の機会でしたが、堀北にとっては最悪の展開になってしまいました。
そう思ったのも束の間、本当の狙いは綾小路だったんです!!
正しくは、綾小路を退学に追い込むために宝泉・七瀬・天沢が仕組んだ罠だったのです。
自身の足にナイフを突き刺そうとした宝泉に対し、手を貫通させて阻止した綾小路。
ここを読んでたあなたもびっくりしたことでしょうw
そのくらいは何てことないとは思っていましたが、まさかいきなり大ケガしに行くんですからw
ただ幸いだったのは、骨には当たらなかったことですね。
描写的にキレイに貫通していますから、骨を削って貫通したわけではないはず。
まあ、骨を削っていようがいまいが、痛いのには変わりありませんがw
それにしても、その後の堀北の動揺ぶりがすごく可愛らしかったです。
『だ、大丈夫なの……綾小路くん』
『ど、どうしたらいいかしら……。その、ナイフは、ぬ、抜いた方がいいの?』
最近でこそあれですが、普段の堀北からは聞けないような発言でしたね。
深まる謎
とりあえず宝泉たちとの一件は決着し、試験にもほぼ万端で臨めることになったDクラス。
しかし、発表された結果にクラス一同が騒然とします。
数学 綾小路 100点
おそらく学年でも100点とった生徒はいなかったでしょう。
坂柳ならとれそうですが、ここに来てようやく学力でも本領発揮ときました。
対する堀北は87点。
綾小路に続いて2位と、それなりに健闘したようですが、相手が悪かったですねw
相手は大学以上のレベルの数学をさも当たり前のように使えるやつですからね。
ルベーグ積分とか知ってました!?
私は当然知りませんでした。
というか、こんなの数学科の人間じゃないと普通知りませんよ。
まとめ



衣笠彰吾・トモセシュンサク/よう実/MF文庫J/『よう実2年生編』公式サイト
いや~、今回もおもしろかったですね。
一体誰がホワイトルームからの刺客なんでしょうか?
現時点での容疑者はイラストが公開されている6名。
・八神拓也 (不明、でもおそらくBクラス)
・椿桜子 (Cクラス)
・宇都宮陸 (Cクラス)
・七瀬翼 (Dクラス)
・宝泉和臣 (Dクラス)
今回ほとんど登場してない生徒が3人いるので、まだまだ分かりませんね。
コメント